凛として時雨 Mini Album『es or s』収録曲歌詞

凛として時雨 Mini Album『es or s』収録曲歌詞

es or s 凛として時雨

形式: CD

CD (2015/9/02)

ディスク枚数: 1

「Who What Who What」以来8ヶ月というスパンで送り出される『es or s』は、凛として時雨初となる海外レコーディングが実施されたもの。新たなオリジナル音源5曲からなる今作は、デヴィッド・ボウイの『ロウ』から始まるベルリン三部作やU2の『アクトン・ベイビー』など数々の名盤を生み出したドイツのベルリンにあるハンザ・スタジオで制作された。

前述のデヴィッド・ボウイやU2をはじめ、海外からドイツを目指した多くのアーティストが歴史的に、それまでの路線から大きな転換期を迎えたタイミングでこの古風なスタジオを敢えて選択している。ベスト盤『Best of Tornado』リリースを経た新フェーズの始まりに、TKが静寂に支配されたベルリンの伝説のスタジオを目指したのも偶然ではないはず。レコーディングは、ベルリンに滞在した11日間のうち撮影に費やした日程を除けば、ほぼ毎日、昼夜通してスタジオの独特の空気感をも封じ込めるべく濃密な8日間の時間が費やされた。長い歴史を持つコンソールを経由した音の粒子は、これまでの時雨の作品のいずれとも趣を異にする独特の音像をもって胸に迫る作品となったとのことだ。

『es or s』には凛として時雨の今後の動向を占う5曲の異なる物語を収録している。鋭利で硬質なギターのカッテイングによるイントロから四つ打ちに至るダンサンブルでゴージャスなサウンドと美しくアグレッシヴな歌詞世界が交錯する表題曲「SOSOS」、ブレイクビーツのようにシンプルなドラムが印象的な新機軸「Mirror Frustration」、美しい歪みを纏ったワイルドなディストーションギターと地を這うベースのグルーヴに支配されたロックンロール・チューン「Karma Siren」、浮遊感を有したギターのアルペジオが誘う透明感に包まれたTKのマインドワールド「Tornado Mystery」、映画のラスト・シーンのように意識を遠くへ運んでゆく「end roll fiction」。聴き終えた後にはベルリンで撮影された一本のロードムービーを見たような感動に支配されるとのことだ。

バンド初となるアナログ7インチレコードが付属されるのが初回生産限定盤だ。アナログのカッティング作業は、数々の有名なクラブが立ち並ぶテクノの聖地としても知られるベルリンの現地のマスタリングスタジオ”ダブプレイツ&マスタリング”にて。自身もテクノプロデューサーとして活動するベテラン・エンジニア:マイク・グリンザーによって繊細な職人的意匠が施され、まさに空気を震わせるようなダイナミックなアナログ・サウンドをレコードの溝に刻み込むことに成功している。さらに、今回のセッションに同行したベルリン在住の音楽ライターによるスペシャルライナーノーツが収められた豪華フォトブックも付属。メンバーインタビューやレコーディング風景を切り取った写真に加え、TK撮影によるフィルム写真から構成されたものとなる。

凛として時雨 Mini Album『es or s』収録曲歌詞

<Disc 1 (CD)>

1. SOSOS

2. Mirror Frustration

3. Karma Siren

4. Tornado Mystery

5. end roll fiction

<Disc 2 (7inch)>

※初回生産限定盤のみ

Side A: SOSOS

Side B: Mirror Frustration